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カラーについて

髪が茶色になる仕組みを話します。

それを知っていると何か得する?
髪を美しく見せたい人は、かなり得します。

髪が染まる理論は全世界、共通です。店毎に違うことはあり得ません。

ネーミングで商売をする考えの経営者もありますが、
染まる理論をごまかしたようなネーミングで良いイメージにするのは、
私には理解できません。少なくとも、自分の身内に、
そのごまかしたメニューはすすめないでしょう。

簡単に書きますので是非読んで下さい。

髪を染める時、髪本来の色素の変化
黒髪→ダークブラウン→ブラウン→ライトブラウン→金髪→ホワイト
というふうに色が変わるのは、髪の中の
メラニン色素が分解されることで成り立つのです。

メラニン色素を分解するのに使う薬は、
現在、アルカリ性の薬しか存在しません。

パウダーブリーチ、クリームブリーチ、アルカリカラー剤。
明るい色を暗い色に直したり、白髪を黒くする薬は酸性の薬もあります。

ここで、大事な知識、明るくする薬はすべて、アルカリ性だということです。
髪のダメージを最小限にして、髪の美しさは最大にするためには、
必要な範囲内だけでアルカリ性を使うということです。

根元の黒い髪を明るくするとき、根元に塗布したアルカリ性の薬剤を
既に染まっている毛先の色補正のために、コーミングして延ばすなどという
施術は手抜きにすぎません。

あるとき、美容業界のメーカーの研究所の人に、
メラニン色素を、分解するとき、アルカリ性ではなく、酸性の薬を開発したら、
髪のダメージを起こさないで、髪色が楽しめるのに。
と、提案しました。
研究すれば、おそらく、
酸性の薬でメラニン色素を分解できるようになるかもしれないが、
研究開発費が莫大で、どこのメーカーも手を出さないだろうと思う。
とのことでした。

女性を相手に色気のない話ですが、美容業界の広告は、
ちょっと、おかしいよね。というものが、多いのです。
お客様に嘘をついてまで、商売を優先すべきだろうか?
疑問を感じます。
本当の意味でお客様を、大切に思うこと、商売の原点は
本来そこにあるのではないでしょうか。
私は、こんな青臭いことを真面目に思います。
自分たちが、将来の美容業界に負の遺産を残すべきでは無いはずです。

ここに、述べたことは、世にいう暴露本とは、趣旨が違います。
これから、先、まだまだ、女性を美しくする仕事を発展させたいと願うからこそ
本当に正しい理論の上で、カラーをすべきだと考えます。

アルカリ性のカラー剤を使わないのに、黒髪が茶色に染まるカラー、
などという、真っ赤な嘘を見破れるようになって下さい。

将来、酸性でメラニン色素を分解できる薬が発売されたら、私は、すぐ取り入れます。
それまでは、最小限の範囲でアルカリ性の薬剤を使って、
それ以外の範囲は酸性か中性のカラー剤で傷めないようにします

美容業界の方には、耳の痛い話ですが、真実しか語っていません。
お客様は美容業界人が考える以上に、勉強されています。
かつて、シャンプーなどが、全成分表示に変わったとたん、
存在できなくなったメーカーがありました。
正しいことをしなければ、末路は、一緒ではないでしょうか?